Happy Birthday K66ver.
「な、何で俺の誕生日を知ってるんだ?!」
ありがとうの一言を返せばいいのに、つまらない詰問をしてしまう自分が恨めしい。
だがしかし、俺は自分の誕生日のことなど誰にも言っていないのに。
知っている奴がいるとすれば、それは・・・。
「ボケガエルが教えてくれたのよ。今日はギロロの誕生日だって」
「ケロロが・・・」
「うん。あとね、伝言もあずかってるの。えーとね。
“ハッピー・バースデイ 赤ダルマ!
コレが我輩のプレゼントであります。ゲロゲロリ”」
「・・・なるほど」
「でもね、変なのよ。伝言だけで肝心のプレゼントはあずかってないの。ギロロは意味わかる?」
「ああ、わかる。全くあいつにしちゃあ・・・にくらしいほど気の利いたプレゼントだ」
「ふうん。・・・ねえ、私もプレゼントするわよ。何がいい?」
「い、いらん。祝ってくれただけで十分だ。そんな気を遣わなくていい」
「えーっ、ボケガエルのプレゼントは受け取ったくせに。ねえ、何か欲しいもの無いの?」
「う・・・そ、そそそそ・・・そっ、そばっ・・・いや何でもない」
「そば?」
そばにいてくれればいいんだ。
・・・そんな甘いことが言えるはずもなく。
「そば、ねえ・・・ギロロっておそば好きだっけ?まあいいわ。プレゼントとして、特別に美味しいおそば作るわね。今日はいっしょにおそば食べましょ」
「お、おう」
「よーし、腕をふるうわよー♪」
誕生日には、君の隣りで蕎麦を。
お誕生日、おめでとう。
FIN
ケロロ・プレゼンツの HAPPY BIRTHDAYです。
何だかんだで、夏美はギロロに優しいよね。おそばも手打ちだって噂ですよ。
そしてケロロもちょっと協力的よね。・・・スカートめくりも譲ってたしね(笑)(2008.5.7)
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