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2008年6月15日 (日)

ボツネタ劇場であります

数日前の記事で触れたボツネタですが、読んでみたいというお言葉をいただきましたので、UPします。

「ケロロ小隊+ガルル」の意味不明ものっちゅーか。
特にガルルが変な人になっています。
それでもいい方は、どうぞご覧ください。








ボツネタ劇場 ~素晴らしき弟たち~

ここはケロロ小隊秘密基地。
その秘密基地が、いつもと違う緊張につつまれているのは、通信画面に映し出されたガルル中尉のせいである。

「また強面の方です!」
「今度は何を企んでいるんだ、ガルル‥‥!」

「フフ‥‥心配には及びませんよ。本日は任務とは無関係、私人・ガルルとしての通信ですから」

しかしガルルがそう告げても、依然ケロロ小隊の緊張は解けなかった。
私人としてだろうが何だろうが、要注意人物なのは変わりないのだから。

「ガルル中尉‥‥それで、用件はどういったことでありますか?」
「ケロロ君、そしてケロロ小隊の諸君、ペコポンの風習で6月6日が兄の日というのは、当然知っているかと思う」

はぁ? 

ケロロ小隊全員が頓狂な声を出す。
兄の日?そんなもんあるのか?

勿論この場合、最初に体勢を立て直すのはクルル曹長で、手元のPCのキーボードを素早く叩いて画面をしばし眺めたかと思うと、口を開いた。
「6月6日が兄の日とされているのは事実だな。しかし日本における、母の日、父の日の普及率がどちらも90%を越えているのに対して、兄の日の普及率は1%にも満たない。俺たちが知らねえのも道理だぜぇ。むしろ、何でアンタが知ってるのかわからねえよ」

「ともかく」
全く悪びれずにガルルはあとを続ける。
「あと数日でペコポン時間で兄の日が来るのですよ。母の日・父の日と同様、弟や妹が兄との交流を深めたいと望む日なのは間違いないでしょう。ついては、前線に赴き母星に帰還することもままならぬ我が弟・ギロロと交流を深めるために私の方からペコポンに行こうと考えておりましてね。フフ‥‥喜べ、ギロロ」
「だが断る!」
「ははは」

ギロロの叫びは軽く流される。
ケロロ小隊にも「ギロロ一人で相手してる分にはかまわないんじゃね?」という空気がただよう。

しかし、ガルル中尉の考えはもっと深いのだった。

「ところで、ギロロ以外のケロロ小隊メンバーは全員、兄がいないと聞いています。何、1人も5人も同じこと。兄の日には君達も、私のことを本当の兄と思って気兼ねなく甘えてくれたまえ」

「にっこり」と本人はしたつもりかもしれないが、どう見ても裏がありそうな「ニヤリ」という笑みを浮かべるガルルに、小隊は凍り付く。
勘弁してほしいであります!

「クルル曹長、昔を思い出して兄のように甘えてよいのですよ」
「くっ、丁重にお断りしてごめんこうむるぜぇ」
「相変わらず、素直でないですな。ではタママ君、君はどうかな?」
「あ、ありがたいですけど、僕は軍曹さんをはじめとして小隊の先輩方全てがお兄さんのようなものなので、間に合ってるですぅ」
「なるほど。ええと、それなら、ドロロ君?君も確かお兄さんはいないよね」
「あー、拙者はむしろ自分が兄という立場ゆえ、兄の日は久々に弟と交流するでござる!お気持ちだけ受け取るでござるよ」

「そうか‥‥それでは、兄の日当日、私と交流を深めるのはギロロとケロロ君だけということになるかな」
「ゲロッ?我輩にも一応確認とかしてほしいであります!」
「ははは、遠慮しないでくれたまえ。ギロロも兄ちゃんを独り占めできないからって焼きもち焼くなよ?」
「気色悪いこと言うな!」

言いたいことだけ言って、ガルルからの通信は途絶えた。
残されたのは、蒼白のケロロとギロロ。
そして、うんざり顔のクルル、タママ、ドロロ。

「俺たちは関係ねえ‥‥とはいえ、ガルルのおっさんが来ると鬱陶しいのは事実だ」
クルルの言葉に、タママとドロロはうんうんと頷く。
(やるか?)
(はいですぅ!)
(仕方ないでござるな)



数日後、ガルル中尉のもとに、宇宙宅配便が届いた。
「ふむ、これは‥‥ケロロ小隊からの贈り物だな。どれどれ‥‥」

包みにはメッセージカードが添えられていた。
『お兄さん、ありがとう。ケロロ小隊より感謝を込めて。‥‥好きにしてね!』

「好きに、ねえ?」
そして、ガルルが贈り物の箱を開くと、そこには‥‥
さるぐつわとリボンをかけられた、ギロロとケロロが詰め込まれていた。

「むぐっ、むぐー!」(おい、こら!早くここから出せ!)
「うぐむぐー!」(ガルル殿、助けてであります!)

「ははは、ケロロ小隊は実に気が利くなあ。素晴らしい弟たちだよ」

にっこりと微笑むガルルに、ギロロとケロロが青ざめたのは言うまでもない。


FIN?



妄想劇場というより、暴走劇場というかボツネタ劇場というか。
「兄の日」があまりにも世の中で認知されていないのと、ガルルがあまりにも変態っぽくなってしまったのでボツにしました。
でも代わりに書いたものも「ガルルがキモい」と言われたので、大して変わらなかったようです!

あとで読むと辻褄の合わないことだらけですが、ボツネタだもん、気にしなーい!
そして何でガルルがそんなマイナー記念日を知ってるかというと、親切な部下(プルル)の入知恵かなーとか今考えました。

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