妄想劇場 ~別離 IV (君との約束)~

(注)捏造撤退ネタ。お好きでない方はスルー推奨であります。「再会」の前の別れの話。





IV. 君との約束



赤い侵略者が、一人でそっと冬樹の部屋を訪ねるのは珍しいことだ。

「伍長も‥‥行っちゃうんだね」
「ああ。おまえには世話になった」
「そんな、僕の方こそ」
「はは、侵略者に何を言っとる。ま、結局、侵略し損ねたがな」

侵略ならもうされてるよと、言おうとして止めた。
何だかギロロを困らせるような気がしたから。

「冬樹、その‥‥夏美のことを、頼むぞ」
「ふふ。デビルサマーと異名をとる、あの姉ちゃんを?」
「ああ、頼む」
「‥‥うん、わかったよ」
「すまんな」

この会話だって、明日には僕の記憶から消えているんだろう。
だけど、ずっと姉ちゃんを守り続けた彼がこうして真剣に頼んでくれたのだから、僕はこの約束を守ろう。僕にどれほどの力があるかはわからないけど。

「じゃあさ、伍長は軍曹のことを頼むね」
「ケロロを?」
「うん、そばにいてあげて」

ギロロは呆れた顔をした。

「おいおい、アレは俺たちの隊長だぞ? 別に、おまえに頼まれなくたって‥‥」
「それを言うなら、アレは僕の姉ちゃんだよ。別に、伍長に頼まれることなんてないでしょ」
「うっ、がっ‥‥いや、まあ、そうなんだが‥‥」

しどろもどろになるギロロがあんまりいつもどおりで、本当にいなくなっちゃうのかなって、少しだけ思った。

「軍曹は時々、泣き虫なんだ」
「‥‥そうだな」
「姉ちゃんもだけどね」
「ああ‥‥そうだな」

最後に僕らは握手した。

「元気でね。伍長はあんまり危ないことしちゃダメだよ?」
「‥‥ったく。機動歩兵に、何を言っとる!」

困ったように彼は笑った。


FIN


興が乗ったので、オマケのパートナーチェンジ。ちょっとだけ落ち着いた感じでお別れ。
ギロロと冬樹の組合せも大好きです。
‥‥ていうか、私こんなに冬樹好きだっけ?何でこんな男前にしてるんだろう!でも男前に育つと信じてるv
書いてる(描いてる)と、どんどんそのキャラを好きになったりしませんか。(2009.1.24)

妄想メイツ☆

  • Mosomate

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